令和6年度成長型中小企業等研究開発支援事業に係る執行管理支援及び対応力向上を目的とした調査業務業務実施報告書
報告書概要
この報告は、令和6年度成長型中小企業等研究開発支援事業に係る執行管理支援及び対応力向上を目的とした調査業務について書かれた報告書である。有限責任監査法人トーマツが中部経済産業局から受託し、2024年9月から2025年3月にかけて実施した業務の内容と結果をまとめている。主要な業務は三つの柱から構成されており、第一に補助事業者である事業管理機関に対する研修業務では、2024年9月5日にオンライン形式で120名が参加し、経理処理の基礎研修と中間検査の事前説明を実施した。第二に経理書類の確認支援業務では、当初9月に予定していた中間検査を実施状況を考慮して延期し、11月に第1回中間検査、2025年1月に第2回中間検査、3月に確定前検査を実施し、65事業すべての経理書類検査を完了した。検査対象は公益財団法人を中心とした事業管理機関が実施する高密度実装セラミックス基板、産業廃棄プラスチックのケミカルリサイクル装置、半導体用基板洗浄装置、ロボット用コンピュータシステム、振動乾燥機、木材保護塗料、鉄道車両用部品、機能性米セラミド食品原料、プロアクティブセンサ、燃料電池用触媒電極など多岐にわたる革新的技術開発事業であった。第三にGo Tech対応力向上を目的とした支援業務では、9月に調査票による調査、11月にヒアリング調査を実施し、12月20日に32名が参加する意見交換会を開催して事業管理機関同士のノウハウ共有と交流機会を提供した。これらの業務を通じて、中小企業の研究開発支援事業の適切な執行管理と事業管理機関の対応力向上に貢献する包括的な支援を実現した。
