令和2年度知的財産経営に係る基礎知識習得を踏まえたITものづくりブリッジ人材の育成研修に係る事業性調査事業事業報告書

掲載日: 2021年4月23日
委託元: 経済産業省
担当課室: 中部経済産業局地域経済部次世代産業課
タグ: 人材育成
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報告書概要

この報告は、中部地域における知的財産経営に係る基礎知識習得を踏まえたITものづくりブリッジ人材の育成研修に係る事業性調査について書かれた報告書である。第4期中部知的財産推進計画及び東海地域の産業競争力強化戦略に基づき、ものづくりに係る課題解決・価値創造のスキルとITスキルの橋渡しを行うITものづくりブリッジ人材の育成が重要課題として位置づけられている。これらの人材は、基盤的スキルを有し自社内の比較的明確な課題解決に向けITを活用するAタイプ、企業内での複合横断的な課題解決を行うBタイプ、他業種・他社等との接触によりイノベーション創出を目指すCタイプの3類型に分けられる。本事業では、2019年度に策定されたAタイプ人材の育成カリキュラムを試験実装し、学習効果の検証と事業性の評価を実施した。トライアルは令和2年10月から12月にかけて毎週土曜日に開催され、製造業の生産技術部・製造部のリーダー候補を対象として、製造工程の企画・工程設計や運用・保守に関する知識・スキルの習得を目的とした。また、これらの人材が取り扱う営業秘密や製造ノウハウの適切な管理に関する知的財産の知識習得機会も併せて提供された。受講者アンケートでは内容の理解度や職務への活用可能性について高い評価が得られ、評価委員会においても教育効果や事業性について肯定的な評価が示された。