令和2年度「関西地域におけるスマートセル関連技術実態調査」セミナー開催報告書

掲載日: 2021年5月27日
委託元: 経済産業省
担当課室: 近畿経済産業局地域経済部バイオ・医療機器技術振興課
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報告書概要

この報告は、関西地域におけるスマートセル関連技術の実態調査に関するセミナーの開催報告書である。令和3年3月10日に近畿経済産業局と近畿バイオインダストリー振興会議が主催し、新型コロナウイルス感染拡大防止のためフルオンラインセミナー形式で実施された。セミナーの目的は、スマートセルインダストリーの実現に向けた共同開発や事業化の取組みを創出・促進することであり、技術シーズの紹介による産産連携・産学連携の促進と知的財産権の重要性についての普及啓発を行うことであった。申込者171名中133名が参加し、神戸大学の近藤昭彦氏によるイントロダクション、関西地域のスマートセル技術特許調査報告、京都大学と大阪大学による大学シーズ発表、さらに株式会社シンアート、大関株式会社、長瀬産業株式会社などの企業による事業紹介が行われた。また、NEDOによるスマートセルプロジェクトの成果普及についても発表された。参加者アンケート調査では30件の回答が得られ、各講座の満足度や印象に残った点が収集された。参加者からは蚕のタンパク質合成技術への関心や、関西地域でのスマートセル研究の活発さ、企業発表の具体性への評価などが寄せられた。このセミナーは関西地域におけるスマートセル技術の普及と産業振興に向けた重要な取組みとして実施された。