令和2年度燃料安定供給対策に関する調査事業(石油製品の卸・小売価格モニタリング調査(全国規模価 格モニタリング調査(石油製品小売市況調査・石油製品卸売市況調査)))調査報告書

掲載日: 2021年5月27日
委託元: 経済産業省
担当課室: 資源エネルギー庁資源・燃料部石油流通課
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令和2年度燃料安定供給対策に関する調査事業(石油製品の卸・小売価格モニタリング調査(全国規模価 格モニタリング調査(石油製品小売市況調査・石油製品卸売市況調査)))調査報告書のサムネイル

報告書概要

この報告は、令和2年3月から5月にかけての全国の石油製品価格動向について書かれた報告書である。報告書では、ハイオクガソリン、レギュラーガソリン、軽油、灯油の各石油製品について、店頭価格と配達価格を地域別および時系列で詳細に記録している。3月初旬から5月中旬にかけて、すべての石油製品価格が継続的に下落傾向を示しており、特にハイオクガソリンは3月2日の全国平均158.4円/リットルから5月11日の135.7円/リットルまで大幅に下落した。レギュラーガソリンも同様に3月2日の147.6円/リットルから5月11日の124.8円/リットルまで約23円下落している。軽油価格についても3月2日の128.0円/リットルから5月11日の106.2円/リットルまで大幅な価格低下が続いている。灯油については店頭価格が18リットル当たり1,663円から1,369円まで下落し、配達価格も1,678円から1,517円まで減少している。地域別では九州地域の価格が相対的に高く、東北地域の価格が低い傾向が継続している。この期間の価格下落は原油価格の世界的な低迷を反映したものであり、消費者にとって燃料費負担の軽減をもたらしている。