令和2年度固定価格買取制度等の効率的・安定的な運用のための業務(再生可能エネルギー発電設備の費用報告データ分析業務)報告書

掲載日: 2021年5月27日
委託元: 経済産業省
担当課室: 資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部新エネルギー課
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令和2年度固定価格買取制度等の効率的・安定的な運用のための業務(再生可能エネルギー発電設備の費用報告データ分析業務)報告書のサムネイル

報告書概要

この報告は、令和2年度における固定価格買取制度の適切な運用を目的とした再生可能エネルギー発電設備の費用データ分析について書かれた報告書である。資源エネルギー庁からの委託により株式会社三菱総合研究所が実施した調査であり、事業者から提出される定期報告データに基づいて各種再生可能エネルギー発電設備のコスト構造を詳細に分析している。調査対象は太陽光発電(10kW未満・以上)、風力発電、地熱発電、中小水力発電、バイオマス発電の各電源であり、それぞれについて資本費、運転維持費、設備利用率、発電単価などの観点から統計的分析を行っている。太陽光発電については規模別のコスト動向や過積載率の推移を分析し、風力発電では陸上風力設備の出力規模と各種費用の関係性を検証している。地熱発電では規模別の資本費構成と運転維持費を詳細に分析し、中小水力発電については出力規模や設置形態による費用構造の違いを明らかにしている。バイオマス発電では木質系、廃棄物系、メタン発酵系に分類して燃料費や設備利用率の特性を分析している。これらの分析結果は令和3年度以降の固定価格買取制度における調達価格算定の基礎データとして活用され、制度の適正かつ効率的な運用に寄与することを目的としている。報告書には各電源の定期報告書式も含まれており、事業者が提出すべき費用データの詳細な記載要領が示されている。