令和2年度業務サポートセンター運営による職員の業務効率化及び生産性向上に関する実証調査事業
報告書概要
この報告は、経済産業省が令和2年度に実施した業務サポートセンター運営による職員の業務効率化及び生産性向上に関する実証調査事業について書かれた報告書である。
業務サポートセンターは会議ロジサポート、会議室予約管理、会議備品予約管理、会議用サービス手配、会議ツール準備、会場設営、出席者受付対応、省内事務用品管理、コピーセンター管理及び印刷物の受発注業務、サプライドック巡回・補充等、計34項目の業務を実施した。これらの業務は12月以降メニュー化され、効率的な運営体制が構築された。
業務フローについては、コピーセンター保守、サプライ払い出し、サプライドック管理、サプライセンター補充の各プロセスが詳細に整備され、関係部署との連携体制が確立された。毎営業日2回の定期巡回や月次での払出品リスト作成等、継続的な業務運営が実現されている。
利用者アンケート結果では、廃棄書類の一括受付、書庫整理、消耗品整理整頓、各種手続き代行、資料のデータ化等、今後取り扱ってほしい業務として多様なニーズが示された。また、迅速で丁寧な対応に対する感謝の声が多数寄せられ、業務効率化に大きく貢献していることが確認された。利用者からは会議設営時間の大幅短縮、他部署からのヘルプ削減、印刷物の品質向上等の具体的効果が報告されている。今後の課題としてサービス拡充、認知度向上、依頼方法の簡素化への取り組みが必要とされる。
