令和2年度戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン事業における効果的な情報発信、事業化支援に関する調査事業)報告書
報告書概要
この報告は、令和2年度戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン事業)における効果的な情報発信と事業化支援に関する調査について書かれた報告書である。本事業では、今後の情報管理のあり方検討として、Web-APIによるサポインマッチナビデータ提供の具体的な仕組みと、サポイン事業の基本情報を統一的なフォーマットで管理するサポイン案件管理システムの検討が実施された。また、令和元年度に終了した115件のサポインプロジェクト情報データの作成、事例ナビ用データの作成、取材による好事例記事の作成が行われた。さらに、サポインマッチナビに登録済みプロジェクトの事業化状況更新と、第三者による分析・評価に基づくサポインマッチ・ナビの改修検討が実施された。Web-API検討では、サポインマッチナビから得られる基盤情報・データを民間事業者が活用できるよう、好事例情報データ、技術情報データ、事業管理機関情報データ、研究等実施機関情報データをAPI経由で提供する仕組みが設計された。APIサービスはHTTPプロトコルを使用し、SSL対応やIPアドレス制限によるセキュリティ対策が講じられ、JSON形式でのデータ提供が計画された。効果的な情報発信においては、サポインマッチ・ナビの認知度向上のための恒常的なPR活動の必要性が指摘され、チラシ作成や関連サイトへのバナー掲示以外の新たなPR方法が提案された。効率的な調査実施については、現在エクセルフォーマットを利用しているフォローアップ調査を会員制ウェブアンケートフォームに変更することで、複数データ管理の不要化、入力エラーチェック機能、CSV一括作成機能により事務作業の効率化が図れると結論づけられている。
