令和2年度国内における温室効果ガス排出削減・吸収量認証制度の実施委託費(個人向け補助事業に係るプログラム型プロジェクトの運営・管理)調査報告書

掲載日: 2021年12月3日
委託元: 経済産業省
担当課室: 産業技術環境局環境政策課環境経済室
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令和2年度国内における温室効果ガス排出削減・吸収量認証制度の実施委託費(個人向け補助事業に係るプログラム型プロジェクトの運営・管理)調査報告書のサムネイル

報告書概要

この報告は、令和2年度国内における温室効果ガス排出削減・吸収量認証制度の実施委託費事業について書かれた報告書である。経済産業省が実施するJ-クレジット制度において、個人向け新エネ機器導入補助事業等から生じる各個人の排出削減による環境価値を取りまとめてクレジット認証を行う事業の調査報告が記載されている。対象となるのは平成23年度から令和元年度までの住宅太陽光発電、民生用燃料電池、電気自動車の導入補助事業で、グリーン・リンケージ倶楽部とJ-グリーン・リンケージ倶楽部という2つのプログラム型排出削減プロジェクトの運営・管理を実施した。サンプリング対象者の抽出では、J-クレジット制度のモニタリング・算定規定に基づき層化無作為抽出法を用いて必要サンプル数を算定し、太陽光発電は1000件、燃料電池と電気自動車はそれぞれ700件の依頼を行った。モニタリング業務では、協力依頼はがきの事前送付後に詳細な依頼文書を郵送し、専門用語を排除した分かりやすい内容で設備の累積発電量や走行距離等のデータ収集を依頼した。データ回収は郵送とホームページ入力の両方で実施し、前年度より回収率が向上した結果が得られている。来年度に向けては、事前案内はがきの継続、太陽光のモニター表示への限定、重複チェックの検査前実施等の検討事項が提案されている。