令和2年度国内における温室効果ガス排出削減・吸収量認証制度の実施事業(グリーンエネルギーCO2削減相当量認証制度運営事業)事業報告書

掲載日: 2022年1月28日
委託元: 経済産業省
担当課室: 資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部新エネルギー課
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令和2年度国内における温室効果ガス排出削減・吸収量認証制度の実施事業(グリーンエネルギーCO2削減相当量認証制度運営事業)事業報告書のサムネイル

報告書概要

この報告は、令和2年度に実施されたグリーンエネルギーCO2削減相当量認証制度の運営事業について書かれた報告書である。同制度は、風力・太陽光・バイオマス等の再生可能エネルギーを活用したグリーンエネルギー証書制度により削減された温室効果ガス量を、温対法に基づく算定・報告・公表制度において温室効果ガスの排出抑制等の努力として活用できる仕組みとして2001年度から開始され、2011年度より本格運用されている。報告書では、グリーンエネルギーCO2削減計画の認定として、第29回認証委員会において申請者2社から太陽光発電2件と木質バイオマス発電1件の計3件の削減計画申請を受け、書類確認や検証機関による検証結果の適合性確認を経て認定を行った。また、グリーンエネルギーCO2削減相当量の認証では、45件の申請(グリーン電力種別方法論42件、グリーン熱種別方法論3件)について検証結果報告書の内容確認や適正性評価を実施し、要件を満たすものに対して認証を行った。さらに、削減相当量管理システムへのデータ登録、検証機関の管理、委員会運営、制度普及拡大に向けた事業者ヒアリング調査、ホームページ更新による認知度向上等の業務を実施した。報告書には、グリーン電力種別方法論とグリーン熱種別方法論の詳細な技術的仕様も含まれており、各種再生可能エネルギー設備に対応した算定方法やモニタリング手法が体系化されている。