令和2年度グローバル・スタートアップ・エコシステム強化事業(グローバル・ベンチャー・サミット(仮称))実施報告書

掲載日: 2022年2月22日
委託元: 経済産業省
担当課室: 経済産業政策局新規事業創造推進室
委託事業者: 株式会社博報堂
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報告書概要

この報告は、令和2年度に実施されたグローバル・スタートアップ・エコシステム強化事業について書かれた報告書である。本事業は、Society5.0の実現に向けて日本のスタートアップ・エコシステムを強化し、世界で勝てるスタートアップを創出することを目的として、世界中から一流の経営者、起業家、ベンチャーキャピタル、機関投資家等を招いて実施された。事業の主要な活動として、まず「Global Startup Connection」という名称とロゴマークを設定し、ウィズコロナ時代における「共生」をテーマとして、自然との共生、高齢化との共生、地域社会との共生、技術との共生という4つの観点から新たな連帯を生み出す交流点を目指した。ロゴマークは様々な角度から交差する線が連結して円を描く「新たな連帯」を意匠化し、異なる性質を強く美しく繋げる木組み発想をシンボリックに表現している。具体的な実施内容としては、民間・政府系イベント事務局との調整により「INNOVATION GARDEN」と「Japan Business Conference 2021」という2つの連携イベントを開催し、テーマに沿ったパネルディスカッション、カンファレンス、ピッチイベント等を実施した。また、国際的に評価の高いスタートアップカンファレンスとの連携により、J-Startupブースの設置やJ-Startup企業等によるピッチイベント、オープンイノベーションを目的としたマッチングイベントを開催している。さらに、特設ホームページの制作や電子パンフレット等の製作により広報活動を展開し、特にリリース配信では合計広告露出換算7,000万円超の成果を達成した。本事業は令和2年7月7日から令和3年9月30日まで実施され、海外投資家による日本スタートアップへの投資の呼び込み、大企業とスタートアップによるオープンイノベーションの促進、日本流イノベーションカルチャーの育成等を通じて、ウィズコロナ時代の世界再築を推進する成果を上げている。