令和2年度政府衛星データのオープン&フリー化及びデータ利用環境整備・データ利用促進事業費(オープン&フリー衛星データ利活用促進に係る調査及び実証事務局業務)成果報告書(公表用)

掲載日: 2022年4月28日
委託元: 経済産業省
担当課室: 製造産業局航空機武器宇宙産業課宇宙産業室
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令和2年度政府衛星データのオープン&フリー化及びデータ利用環境整備・データ利用促進事業費(オープン&フリー衛星データ利活用促進に係る調査及び実証事務局業務)成果報告書(公表用)のサムネイル

報告書概要

この報告は、令和2年度における政府衛星データのオープン・フリー化及びデータ利用環境整備・データ利用促進事業について書かれた報告書である。本事業は令和2年9月から令和3年3月まで実施され、我が国の宇宙利用産業拡大に向けた民間企業等によるアプリケーションビジネス創出の加速を目的としている。事業内容は主に3つの要素から構成されており、第一に衛星データと地上データの統合活用によるアプリケーション開発・実証事業の実施、第二にオープン・フリー衛星データを活用した事業の経済効果調査、第三に調査報告書の作成である。実証事業においては、Tellusに搭載されている衛星データやオープン・フリーで提供されている衛星データと地上データを統合し、ユーザ側とサービス事業者が一体となって新たなアプリケーションの開発・実証を行った。事業実施体制として、一般財団法人日本宇宙フォーラムが事務局業務を担当し、外部有識者から構成される評価検討会を設置して再委託事業者の選定・評価を実施している。公募には27件の申請があり、総額7500万円の予算で5件程度の事業が採択された。採択された事業者にはウミトロン、ANAホールディングス、大塚製薬、星座、自律制御システム研究所が含まれ、それぞれが衛星データと地上データを活用した独自のアプリケーション開発・実証を行っている。経済効果調査では、我が国事業者等によるオープン・フリー衛星データを利用した事業を100件程度以上調査し、その経済効果を試算した結果が示されている。