令和2年度エネルギー需給に関する統計整備等のための調査(令和3年経済産業省特定業種石油等消費統計調査)(国庫債務負担行為に係るもの)報告書
報告書概要
この報告は、令和3年(2021年)における日本の産業部門における石油等のエネルギー消費動態について書かれた統計年報である。経済産業省資源エネルギー庁が統計法に基づいて実施した石油等消費動態統計調査の結果をまとめたものである。調査対象は9つの主要産業であり、パルプ・紙・板紙工業、化学工業、化学繊維工業、石油製品工業、窯業・土石製品工業、ガラス製品工業、鉄鋼業、非鉄金属地金工業、機械工業が含まれる。調査範囲は事業所構内で使用されたエネルギーであり、石油系燃料から非石油系燃料まで幅広いエネルギー種別を対象としている。統計表は事業所ベースの業種別統計と生産品目ベースの指定生産品目別統計の2つから構成されている。燃料の受入、発生・回収、消費、払出、在庫について詳細な定義が設けられており、ボイラ用、コージェネレーション用、原料用、直接加熱用など用途別に分類されている。電力については購入電力、自家発電、消費、販売電力の各項目が調査され、蒸気についても受入、発生、消費、払出の状況が把握されている。地域別では経済産業局別の統計も作成されており、全国を8つの地域に分けて集計されている。これらの統計データは石油等の消費に関する施策の基礎資料として活用されることを目的としている。