令和4年度中小企業ワンストップ総合支援事業(中小企業者の経営相談・支援情報のデータ蓄積・活用の在り方調査)調査報告書

掲載日: 2023年6月22日
委託元: 経済産業省
担当課室: 中小企業庁長官官房総務課
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令和4年度中小企業ワンストップ総合支援事業(中小企業者の経営相談・支援情報のデータ蓄積・活用の在り方調査)調査報告書のサムネイル

報告書概要

この報告は、中小企業庁が実施した中小企業者の経営相談・支援情報のデータ蓄積・活用に関する調査について書かれた報告書である。中小企業庁では各支援機関と協力して全国の中小企業・小規模事業者の経営相談対応を行っており、これらの接点で得た情報や支援内容は貴重な経営支援情報となっている。これらの情報を一元化し、知識の共有による経営支援体制の向上や蓄積したデータの新たなサービス・政策立案への活用が期待されることから、本事業が実施された。事業の目的は、事業者の相談情報・経営支援情報を一元化し、政策立案・各業務及び事業の効率化・経営支援の高度化を達成するためのデータ調査・ユースケース整理及びプロトタイプ実証を行うことである。調査は四つの柱で構成されており、第一に企業データ・支援情報の一元化に係る調査、第二に企業データ・支援情報システムの在り方調査、第三に相談記録・経営支援情報システムのデータ利活用ユースケースの整理、第四に相談記録・経営支援情報システムの要件定義・テーブル定義・プロトタイプ検証が実施された。データ項目基盤の精査・整理では、よろず支援拠点と経済産業局にて事業所基本情報、相談者情報については共通項目を設定し一元化を図った。テキストマイニング分析では、よろず支援拠点の相談データを用いてワードクラウド、ネットワーク、パースペクティブ等の手法により相談内容の傾向分析を実施し、効果的なリソース投入分野の発見可能性を検証した。プロトタイプシステムの構築では、利用者の打鍵検証を通じて業務効率化・経営支援の高度化の実現可能性を確認し、次年度以降の本格運用に向けた基盤整備が完了した。