令和4年度地域共生型再生可能エネルギー等普及促進事業(地域共生型再生可能エネルギー事業顕彰実施事業)調査報告書
報告書概要
この報告は、令和4年度地域共生型再生可能エネルギー等普及促進事業について書かれた報告書である。再生可能エネルギーの導入拡大に向けて、地域との共生を図る優良な再エネ事業に対して「地域共生マーク」を付与し顕彰することで、地域と共生した再生可能エネルギー事業の普及・促進を図ることを目的としている。実施内容として、有識者会議による審査委員会を1回開催し、令和5年2月15日にハイブリッド形式で実施された。審査委員会では申請事業の書面審査結果を基に事業者ヒアリングを行い、顕彰事業として採択・不採択を選定した。制度の見直しでは、顕彰規約や公募要領、審査要綱の改訂を行い、申請受付件数の上限撤廃や事業者ヒアリングの導入など、より分かりやすく効率的な制度へと改善を図った。運営事務では申請受付業務、審査の補助業務、関係者との連絡調整、問い合わせ対応を実施し、平日10時から17時の体制で対応した。ホームページの更新では申請数の増加と申請コストの削減を念頭に置き、経済産業省ウェブサイトガイドラインに準拠した制作を行った。顕彰対象事業にはロゴマークを付与し、利用規約への同意を得た上で電子データを提供した。また、制度の普及広報を目的としたフライヤーの制作や、採択者の事業詳細をまとめた事例集の作成も実施した。今後の改善点として、公募開始前の予告による事業者への浸透促進、エビデンス提出の早期促進、審査時間の適切な配分などが検討課題として整理された。