令和4年度流通・物流の効率化・付加価値創出に係る基盤構築事業(物流施設におけるサプライチェーン横断的な自動化機器の効果的導入・活用事例の創出)報告書
報告書概要
この報告は、物流施設における自動化機器の制御・管理システムのインターフェース標準化について検討・検証した令和4年度の事業報告書である。事業は株式会社フレームワークスが報告者として実施し、流通・物流業界の深刻な人手不足や新型コロナウイルス影響によるEC需要拡大を背景として、IoT技術・自動化技術を活用したサプライチェーン効率化の実現を目的としている。経済産業省と国土交通省が策定した「フィジカルインターネット・ロードマップ」における物流拠点の自動化・機械化推進を受け、自動化機器の導入・稼働環境整備が急務となっていることから本事業が企画された。事業は2つの柱で構成されており、事業1では物流施設で活用される自動化機器の制御・管理システムに係るインターフェース標準化の検討と効果検証、事業2では自動化機器のサプライチェーン横断的な効果的活用のための商慣行改善項目の検討と効果検証を実施した。事業1においては、マテリアルハンドリング自動化機器を制御する各システム間の連携インターフェースについて標準仕様を検討し、実証実験を通じてシステム導入費用・時間の低減効果を検証した。対象ユースケースには物流施設内の積み付け・積み下ろし業務を自動化するロボットアームが含まれ、システムインテグレーター、ユーザー、メーカーなど複数の事業者で構成された体制で実施された。事業実施期間の制約により、既設の自動化機器を活用した実証実験環境を構築し、当社開発済みの「小売り特売パッケージ」をbeforeシステムとして比較対象に用いた。標準化によるシステム構成変更や開発工程の変化に着目し、自動化機器導入促進への効果を検証した結果、インターフェース標準化により開発工数・期間の短縮効果が確認され、物流業界への自動化機器普及に向けた重要な知見が得られたことが報告されている。