令和４年度中⼩企業実態調査事業仕事と介護の両⽴に係る機運醸成に向けた関連調査事業報告書

この報告は、介護を社会全体で支える仕組みづくりを目指すOPEN CARE PROJECTについて書かれた報告書である。本プロジェクトは、従来「個人の課題」として捉えられがちな介護を「みんなの話題」へと転換することを主要な目的としている。介護当事者、介護業務従事者、メディア、クリエイター、企業など多様な主体が横断的に参加し、介護に関する話題を積極的に議論する場を提供している。さらに、これらの議論を通じて具体的な課題解決に向けたアクションを推進する役割を担っている。プロジェクトの具体的な取り組みとして、趣旨に賛同する団体や個人が主体となる活動に対してロゴマークの提供等を通じた支援を行っている。また、業種を超えた対話やマッチングの機会を設けることで、介護に関わる様々な立場の人々をつなぐコミュニティの拡充を図っている。これにより社会全体で介護を支える機運の醸成を目指している。プロジェクトロゴについては、使用規約に同意した上で申請を行えば、誰でも活用可能な仕組みが整えられている。商品開発、イベント開催、キャンペーン実施など様々な用途に対応できるロゴマークが用意されており、各団体や個人の取り組みに幅広く活用されることが期待されている。