令和4年度革新的ロボット研究開発等基盤構築事業(自動配送ロボットの社会実装及び導入コスト削減に資する技術等に関する調査)調査報告書

掲載日: 2023年9月7日
委託元: 経済産業省
担当課室: 商務・サービスグループ消費・流通政策課物流企画室
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令和4年度革新的ロボット研究開発等基盤構築事業(自動配送ロボットの社会実装及び導入コスト削減に資する技術等に関する調査)調査報告書のサムネイル

報告書概要

この報告は、自動配送ロボットの社会実装及び導入コスト削減に資する技術等に関する調査について書かれた報告書である。令和4年度革新的ロボット研究開発等基盤構築事業の一環として、PwCコンサルティング合同会社が実施した調査結果をまとめている。2023年4月に改正道路交通法が施行され、自動配送ロボットの公道走行が届出により可能となることを受け、業界団体による安全基準・ガイドラインの策定が進展している状況である。本調査では、自動配送ロボットの導入コスト削減に資する技術等の調査と事業採算性向上のためのサービスモデルの調査を一体的に実施し、産官学の関係者による議論を通じて社会実装の加速を図った。調査内容として、サービス実施時に必要な技術・システムの整理、構成要素並びにコストとサプライヤーの分析、コスト低減が必要又は可能な構成要素の特定、性能変化・コスト変化の見通し、コスト低減策の整理、インフラの整備・維持コスト及びその低減策、機体・運用・インフラ全体でのコスト低減策を検討している。また、国内調査では自動配送ロボットの導入による経済的・社会的便益が必要経費を上回る条件の分析と模擬ケースの設定、国内での実装が有効と考えられるサービスモデルの整理を行い、海外調査では先行する海外のサービスモデルの調査及び分析、社会実装に向けた官民連携の在り方を調査した。協議会及びワーキンググループの運営事務も含めて実施し、業界におけるロボット活用促進のための機運醸成と更なる効果創出・コスト削減に向けた協調領域の特定を目的としている。