令和4年度調査統計グループにおける職員エンゲージメント測定調査実施業務エンゲージメントサーベイ結果報告書(公表用)
報告書概要
この報告は、調査統計グループの組織エンゲージメントに関する調査結果について書かれた報告書である。
2022年9月から10月にかけて、199名の対象者のうち162名(81.4%)が回答した調査では、リンクアンドモチベーション社のサーベイシステムを用いて、組織エンゲージメントに関する16領域・64項目について期待度と満足度を5段階で評価した。調査の目的は、統計作成に加えて利活用促進という新たなミッションが求められる同グループにおいて、現状の組織エンゲージメント状態を様々な観点から把握し、職員がミッションに共感してさらに活躍できる組織となるための施策や進め方を検討することであった。
エンゲージメントスコアは全国平均を50.0とした偏差値で表現され、67以上のAAAレーティングから33未満のDレーティングまで区分される。スコア67以上では信頼関係が強固で、メンバーが主体的に行動し組織の弱みを改善対象として捉える状態となる。一方、48未満のCレーティング以下では信頼関係に不安があり、特にDレーティングでは信頼関係が崩れ再構築が必要な状態となる。
本質的な組織改善に向けては、一時的な患部治療アプローチではなく、中長期を見据えた体質改善アプローチが重要であると指摘されている。組織に根付く体質に課題が生じているため、継続的な組織全体の変革プランを描くことが必要である。
