令和4年度経済産業省デジタルプラットフォーム構築事業(NACCS外為法関連業務利便性向上)調査報告書(公表用)

掲載日: 2023年10月26日
委託元: 経済産業省
担当課室: 貿易経済協力局貿易管理部貿易管理課電子化・効率化推進室
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報告書概要

この報告は、NACCS外為法関連業務利便性向上に関する令和4年度経済産業省デジタルプラットフォーム構築事業について書かれた調査報告書である。本調査では、貿易管理部の業務分析調査、個別業務の実証実験、およびDXビジョンの策定を実施した。現状分析では、貿易管理部各課室の業務洗い出しと業務フローの作成、業務ツールとの関連付け、業務ノウハウのヒアリング分析を行った。実証実験では、関税割当証明書に係る業務とワシントン条約により規制される野生動植物貿易審査室のCITES輸出許可業務について電子化に向けた実証を実施した。関税割当業務では申請受付から証明書交付までの電子処理システムを構築し、申請数量と割当数量の管理機能や審査に必要な機能を実装した。CITES輸出許可業務では申請受付から審査までの電子処理と電子許可書の作成、真正性確認が可能なデータ保存システムを構築した。業務効率化の調査では、業務の類型化と自動化ツールの利用要否分析、作業のシステム置換分析を実施し、取りやめ可能な作業や変更可能な作業を抽出した。DXビジョン策定では、貿易管理部の業務電子化・効率化に資する具体的施策を提案し、現実可能な方向性とその実現プロセスを明示した。また、NACCSに統合すべき機能をNACCSの機能改善要望として整理し、今後の検討における留意事項を申し送り事項として取りまとめた。