令和4年度地球温暖化・資源循環対策等に資する調査委託費(2050年カーボンニュートラル実現に向けた若手人材の発掘・ネットワーク形成に関する調査分析)報告書

掲載日: 2023年10月26日
委託元: 経済産業省
担当課室: 産業技術環境局環境政策課カーボンニュートラルプロジェクト推進室
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令和4年度地球温暖化・資源循環対策等に資する調査委託費(2050年カーボンニュートラル実現に向けた若手人材の発掘・ネットワーク形成に関する調査分析)報告書のサムネイル

報告書概要

この報告は、2050年カーボンニュートラル実現に向けた若手人材の発掘・ネットワーク形成について書かれた報告書である。経済産業省が実施した調査は、産業構造審議会グリーンイノベーションプロジェクト部会において指摘された30代以下の多様な若手人材の参画促進の必要性を受けて行われた。調査の目的は、グリーン成長戦略の14分野を念頭に、2050年にかけて第一線での長期的な活躍が期待される若手人材を発掘し、各分野における技術・事業動向や将来像の構想を行わせ、若手人材同士または有識者を交えた議論・提言へと繋げることで、カーボンニュートラルに向けた取組に対する若手人材の主体的かつ実効的な参画と継続的なネットワーク形成を図ることであった。調査は4つの項目で構成され、有望な若手人材等の発掘調査、若手人材から見る技術・事業動向の分析、議論の実施と提言のとりまとめ、調査結果のとりまとめが実施された。人材発掘においては産官学のネットワークが豊富な方々からの推薦方式を採用し、公開募集よりも効果的であることが確認された。若手有識者によるグループワークでは、水素、CO₂分離回収、食料・農林水産業の3つの分野で研究会を開催し、各分野における具体的な提言が行われた。調査の結果、若手有識者自身の専門分野に対する理解の深まり、有識者として必要な政策検討視点の獲得、若手有識者・政策担当者間のネットワーク形成、有識者としての活躍の場の広がりという成果が確認された。