令和4年度中小企業実態調査事業(DXの更なる加速に向けた調査)報告書

掲載日: 2024年1月30日
委託元: 経済産業省
担当課室: 商務情報政策局情報技術利用促進課
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報告書概要

この報告は、令和4年度中小企業実態調査事業として実施されたDXの更なる加速に向けた調査について書かれた報告書である。日本企業のデジタルトランスフォーメーション推進に向けて、DX認定制度やDX銘柄の効果的な展開を目的として包括的な調査を実施した。調査はDX推進施策、優良事例選定(DXセレクション)、デジタル産業指標に関する三つの柱で構成されている。DX推進施策調査では、認定を取得していない事業者、投資家、人材、顧客という四つのステークホルダーを対象としてアンケートやインタビューを実施し、それぞれの観点からDXの取組に対する評価や影響要因を分析した。投資家調査では日本版スチュワードシップ・コードの受け入れを表明した機関投資家を対象に、企業のDX取組評価の観点を明らかにした。人材調査では就職・転職活動者と人材ビジネス事業者を対象に、企業のDX取組が人材の選好に与える影響を調査した。顧客調査ではB to B取引における企業のDX状況が取引先選定に与える影響を分析した。DXセレクションについては地方版IoT推進ラボからの推薦企業を対象とした選定プロセスを検討し、中堅・中小企業等の優良事例を選定・公表した。デジタル産業指標調査では既存の指標の見直しを行い、顧客との関係性、主要活動、リソース、協業、収益構造の各項目について現状分析と改善案を提示している。