令和4年度固定価格買取制度等の効率的・安定的な運用のための業務(固定価格買取制度等における認定審査等の効率化支援業務)報告書
報告書概要
この報告は、固定価格買取制度等の効率的・安定的な運用のための業務について書かれた報告書である。令和4年度に実施された当該業務は、株式会社スタッフサービスが資源エネルギー庁新エネルギー課および全国各地の経済産業局に業務支援員を配置し、FIM制度等に基づく認定審査や執行事務の効率化を図ることを目的としている。業務支援員は平日9時から18時まで各担当課内に常駐し、郵送書類の開封・仕分け、書類の電子化、電子システムのデータ確認、進捗管理表への入力などの業務を担当した。認定審査においては0次審査支援として申請書類の提出漏れ確認、1次審査支援として申請書類の内容確認を2段階で実施し、新規認定、変更認定、事前・事後変更届出、廃止届出などの各種審査に対応している。賦課金減免制度の審査等に係る業務支援では、減免申請書類の確認や資料作成補助を行い、申請件数の増加する12月以降の期間には追加人員を配置して対応した。外部からの問合せ対応支援では、FIT制度等に関する電話問合せに対し、公表済み内容については業務支援員が直接回答し、個別案件については担当者への報告を行う体制を構築している。各経済産業局における支援実績では、関東局が新規認定審査で最多対応、北海道局が変更認定で最多対応、東北局が事後変更届出で最多対応となり、それぞれの特色に応じた業務分担が行われた。業務効率化の改善提案として、チャットボット機能の拡充による電話問合せの削減、業務支援員専用電話回線の設置による職員の業務負担軽減などが提言されている。
