令和6年度製造基盤技術実態等調査事業(我が国ロボット産業の基盤強化に向けた調査事業) 報告書

掲載日: 2025年3月11日
委託元: 経済産業省
担当課室: 製造産業局産業機械課ロボット政策室
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報告書概要

この報告は、我が国ロボット産業の基盤強化に向けた調査について書かれた報告書である。経済産業省製造産業局産業機械課ロボット政策室の委託により、PwCコンサルティング合同会社が令和6年度製造基盤技術実態等調査事業として実施した調査結果をまとめている。本調査は、ロボット・アプリケーション創出に係る課題等の整理、関連企業が協調して取り組むべき施策と実施方法の提示、我が国ロボット産業の基盤強化に向けた検討会の開催という三つの主要な業務内容から構成されている。調査では、ロボット関連企業が直面している課題を整理し、オープン開発プラットフォームを実現した際に克服できる課題と効果を提示している。また、全3回にわたる検討会を開催し、有識者インタビューやディスカッションを実施している。調査結果として、ロングテール市場への取組の方向性が示されており、国内ロボットメーカーの競争力発揮、ロボット産業全体での取組の必要性、品質・性能が可視化されたオープンな開発環境の重要性が指摘されている。さらに、ロボティクス1.5からロボティクス2.0への展開、マーケットプレイスのエコシステム形成の重要性も述べられている。プラットフォームが満たすべき要件として、サブシステムやモジュールを活用した簡単なロボットシステム組上げ、ハードウェアとソフトウェアの相互接続可能な仕組み、AI活用システム構築、セーフティ・セキュリティ担保、保守運用支援の仕組みが挙げられている。