令和3年度エネルギー需給構造高度化対策に関する調査事業 建材トップランナー制度の見直しに向けた調査及び窓の表示制度の状況調査報告書

掲載日: 2022年6月2日
委託元: 経済産業省
担当課室: 資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部省エネルギー課
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令和3年度エネルギー需給構造高度化対策に関する調査事業 建材トップランナー制度の見直しに向けた調査及び窓の表示制度の状況調査報告書のサムネイル

報告書概要

この報告は、建材トップランナー制度の見直しと窓の性能表示制度の状況調査について書かれた報告書である。

民生分野のエネルギー消費量が高水準で推移する中、2050年カーボンニュートラル達成に向けて、住宅・建築物の省エネ対策の更なる強化が求められている。特に、空調のエネルギー消費量に影響する断熱材の断熱性能向上や、冬場の熱損失の約6割、夏場の熱取得の約7割を占める窓の断熱性能向上が重要な課題となっている。

建材トップランナー制度においては、平成25年から断熱材、平成26年から窓を対象として目標基準値を設定し、性能改善を図っている。本調査では、先行して窓の今後の性能向上見込みと新たな目標基準値の検討を行うとともに、断熱材のうちグラスウール断熱材の目標基準値達成状況を調査した。

調査結果では、グラスウール断熱材の熱伝導率加重平均値は継続的に改善傾向にあり、2020年度実績でλ=0.04157W/(m・K)となり、2022年度目標値λ=0.04156W/(m・K)の達成に近づいている。サッシについては、アルミサッシの需要減少と樹脂サッシの需要拡大により高性能建材への移行が進んでいる。複層ガラスも高断熱化需要の高まりにより出荷量拡大が見込まれている。

窓の性能表示制度については、業界アンケート結果に基づいて見直し方向性を検討し、断熱性能や日射熱取得率の表示方法、同一シリーズでの代表サイズ評価による柔軟な制度運用等の論点について整理した。審議会では日射取得性能の表現方法や消費者にわかりやすい性能呼称についてさらなる検討が必要とされた。