令和3年度石油・ガス供給等に係る保安対策調査等事業(特定設備検査規則の第一種特定設備に係る例示基準等の最新の引用規格の技術動向の調査)報告書

掲載日: 2022年7月1日
委託元: 経済産業省
担当課室: 産業保安グループ高圧ガス保安室
委託事業者: 高圧ガス保安協会
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令和3年度石油・ガス供給等に係る保安対策調査等事業(特定設備検査規則の第一種特定設備に係る例示基準等の最新の引用規格の技術動向の調査)報告書のサムネイル

報告書概要

この報告は、高圧ガス保安法における特定設備検査規則の引用規格及びデジタル放射線透過試験の技術動向について調査・検討した報告書である。高圧ガス保安協会が令和3年度に実施した本調査では、特定設備検査規則例示基準別添1に引用されている114規格のうち101規格が改廃されており、これらの年版見直しに関する対応案を検討した。調査の結果、96規格については最新版への置換えが可能であることが確認され、そのうち一部の規格については機械的性質の規定値変更に伴う条件付きでの置換えとなった。また、デジタル放射線透過試験については、従来のフィルム放射線透過試験との要求事項比較、海外規格との比較調査を実施し、特定設備検査への適用課題を検討した。さらに防爆指針等の動向調査も行い、高圧ガス保安に係る技術基準の最新化を図った。委員会は学識経験者及び関係事業者により構成され、4回の委員会を通じて検討結果をまとめた。本調査により、国際標準化に対応した最新技術基準への更新方針が示され、高圧ガスの安全な取扱いに関する技術基準の適切な運用が期待される。