令和３年度下請取引調査に係るコールセンター業務完了報告

この報告は、令和３年度下請取引調査に係るコールセンター業務について書かれた完了報告書である。

令和３年７月から令和４年１月までの期間において、コールセンターは総計約２万７千件の入電に対し、約２万件の応答を行った。特に９月は親調未回答事業者への郵送通知の反響により入電数が突出し、１万１千件を超える問い合わせが寄せられた。一方で子事業者からの通知文に関する反響は大きく見られなかった。

曜日別の入電傾向を見ると、火曜日と水曜日に入電が集中したが、これは９月２１日の郵送物の反響が翌日まで続いたことが要因である。それ以外では曜日による顕著な差異は認められなかった。時間帯別では、１２時台が最も少なく、その後の１３時台から１４時台にかけて入電数が増加し、その後は終了時刻に向けて徐々に減少する傾向が確認された。

問い合わせ内容の傾向として、親事業者からはアップロード時のエラーに関する技術的な問い合わせが多く、Excel書式の正確な入力方法について案内を行った。子事業者からは初回ログイン時の郵便番号入力エラーや誤ったサイトへのアクセスに関する問い合わせが目立った。また、回答の義務性や個人情報漏洩への懸念を示す高温度感の案件も多数発生し、丁寧な説明と対応が必要となった。