令和3年度被災地域の経済産業活性化対策調査 (福島浜通り地域等への交流人口拡大に向けたプロジェクト創出の場の運営と、各論点に関する詳細調査分析事業)事業報告書
報告書概要
この報告は、福島浜通り地域等への交流人口拡大に向けたプロジェクト創出の場の運営と各論点に関する詳細調査分析事業について書かれた報告書である。東日本大震災及び東京電力福島第一原子力発電所事故から10年強が経過し、被災地域における復興に向けた動きが進む中で、原子力災害被災地域を含む福島浜通り地域の産業復興を目指す「福島イノベーション・コースト構想」の実現に向けた取り組みが進められている。復興に向けた取り組みの加速のため、原子力災害被災地域を有する12市町村に「いわき市」「相馬市」「新地町」を加えた15市町村への交流人口拡大に向け「福島浜通り地域等の交流人口拡大に向けたプロジェクト創出の場」が立ち上げられ、様々な具体のプロジェクト作りに向けた検討が進められている。この調査分析事業では、プロジェクト創出の場やそこから派生するプロジェクトチーム等の運営を通じ、交流人口及び域内消費に関連するデータの収集・分析、人・制度・課題の可視化のための調査分析、現地プレイヤーの強化・創出とサポート体制・人材育成に関連する調査分析、広域情報発信に向けた調査分析、デジタルプロモーションの作成・情報発信・効果検証が実施された。事業の成果として、地域関係者の情報共有の進展、データに基づいた合理的な判断による検討の推進、域内のプレーヤー情報の整理・収集、地域で発信していくべきコンテンツの大きなテーマの整理、デジタル活用に向けた域内の課題の浮き彫りが挙げられている。
