令和3年度無人自動運転等の先進MaaS実装加速化推進事業(自動走行分野の国際競争力強化のための産学官の協調領域の深化・拡大等に向けた調査検討)調査報告書

掲載日: 2022年8月19日
委託元: 経済産業省
担当課室: 製造産業局自動車課ITS・自動走行推進室
元の掲載ページ: 掲載元を見る
令和3年度無人自動運転等の先進MaaS実装加速化推進事業(自動走行分野の国際競争力強化のための産学官の協調領域の深化・拡大等に向けた調査検討)調査報告書のサムネイル

報告書概要

この報告は、自動走行分野の国際競争力強化のための産学官の協調領域の深化・拡大等について書かれた報告書である。Arthur D. Little社が経済産業省向けに2022年3月に作成した調査報告書であり、自動走行ビジネス検討会報告書version 6.0の抜粋版、国内外の自動運転動向調査、モビリティ・自動運転の将来像の三つの主要テーマで構成されている。

自動走行ビジネス検討会は2015年2月から経産省製造産業局長と国交省自動車局長の主催により実施されており、産学官オールジャパン体制で社会課題の解決に貢献することを目指している。検討会は過去6回の方針策定を重ね、2022年度はRoAD to the L4プロジェクトを中心とした体制で活動を展開している。

報告書では自動走行技術により解決が期待される社会課題として、人口減少・高齢化による移動手段確保、人手不足対策、事故・渋滞解消、カーボンニュートラルへの貢献を挙げている。これらの課題解決に向けて、無人自動運転移動サービスの実現、高度幹線物流システムの構築、オーナーカーAD/ADAS市場拡大の三つの軸で取組を整理している。

無人自動運転移動サービスについては、2025年度目処に40箇所、2030年度目処に100箇所での実現を目標とし、技術開発、環境整備、社会受容性向上、事業化加速の四つの課題に取り組んでいる。将来像実現に向けては、制度整備、インフラ整備、事業性確保、社会受容性醸成、技術確立等の多面的な課題解決が必要である。