令和3年度燃料安定供給対策に関する調査(過疎地等における中長期的な燃料供給網構築に関する調査)報告書

掲載日: 2022年9月16日
委託元: 経済産業省
担当課室: 資源エネルギー庁資源・燃料部石油流通課
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報告書概要

この報告は、過疎地等における中長期的な燃料供給網構築に関する調査について書かれた報告書である。人口減少や自動車の燃費向上により、ガソリン等の需要が減少し、毎年SS過疎地(市町村内のサービス・ステーション数が3か所以下の地域)が増加している状況を背景として実施された。2050年カーボンニュートラルに向けてEV等の電動車普及により、さらにガソリン需要の減少が予想される中、自然災害の激甚化も相まって、燃料供給の安定確保が重要な課題となっている。本調査では、日本全国を対象に将来的な人口や次世代自動車の普及台数等の推計、新設・既設SSに要するコストやキャッシュフロー等の分析を行い、将来的にSSが減少して供給が不安定化することが危惧される地域の洗い出しを実施した。調査内容として、SS過疎地等の経営状況・事業見通し等の把握、燃料供給の不安定化が危惧される地域の分析、SS過疎地対策の取組の先進事例調査、SS過疎地対策ハンドブック(案)のとりまとめ、研究会の開催が含まれる。自治体向けとSS向けの2つのアンケート調査を実施し、自治体568件、SS932件に送付した。早め早めの施策を講じることで燃料の安定供給確保を図ることを目的としている。