令和3年度原子力発電施設等立地地域基盤整備支援事業(周辺地域と連携した広域観光ルートの開発による観光流動の活性化に係る調査事業)調査報告書

掲載日: 2022年10月14日
委託元: 経済産業省
担当課室: 九州経済産業局資源エネルギー環境部電力・ガス事業課
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令和3年度原子力発電施設等立地地域基盤整備支援事業(周辺地域と連携した広域観光ルートの開発による観光流動の活性化に係る調査事業)調査報告書のサムネイル

報告書概要

この報告は、玄海原子力発電所立地地域における広域観光ルートの開発による観光流動活性化に係る調査事業について書かれた報告書である。玄海町は浜野浦の棚田を主要観光資源として有するが、消費の受け皿が少なく、ゴールデンウィーク期間に集中する観光客の年間を通じた分散化や消費促進による地域経済への波及効果向上が課題となっている。令和3年度の調査事業では、玄海町と周辺自治体による広域検討会を4回開催し、体験コンテンツの掘り起こしと体系的整理を実施した。さらに広域観光ルートの試行的実践として、モニターツアーを実施し、参加者からのフィードバックを通じて課題と成果を検証した。また、広域観光圏の観光関連事業者が集う共創会議の開催を企画したが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により対面会議は中止となり、事業者への企画周知活動に留まった。調査の結果、令和4年度以降の広域観光推進に向けて、中間支援組織である地域商社と事業者が連携した実行体制の確立、情報発信戦略および営業戦略の構築、事業者レベルアップのための研修推進という3つの重点事項が明確化された。これらの取り組みを通じて、持続可能な広域観光圏の形成と観光消費の底上げを目指すものである。