令和3年度地域企業の経営のデジタル化成功事例の調査・広報事業業務報告書

掲載日: 2023年2月17日
委託元: 経済産業省
担当課室: 東北経済産業局地域経済部製造産業・情報政策課
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報告書概要

この報告は、東北経済産業局が発表したTOHOKU DX大賞の受賞企業事例について書かれた報告書である。最優秀賞を受賞した東北大学病院では、1915年設立の東北地方の中核的な特定機能病院として、ワクチン接種センターの運営や診療情報の共有システム、抗体カクテル療法の実施など、デジタル技術を活用した医療サービスの向上に取り組んでいる。優秀賞(東経連会長賞)を受賞した株式会社ミヤックスは、1948年創業の宮城県の企業で、オフィス事業、遊具事業、デジタル事業部の3事業を展開し、デジタル人材育成と地元企業のDX支援を通じて地域活性化を推進している。大学生にデータ活用の知識を提供し、1年余りで地元企業5社以上のDXプロジェクト支援に成功している。優秀賞(TISA会長賞)を受賞したアクセンチュア株式会社は、イノベーションセンター福島を拠点として、会津若松市での「データ駆動型スマートシティ」の実現に取り組み、地域主導のまちづくりを支援している。選考委員会特別賞を受賞した株式会社サニックスは、山形県の自動車関連企業として、移動エネルギーを精緻に予測する計画発電蓄電制御システムを開発し、EVトラックの開発を通じて低炭素物流の実現に貢献している。これらの事例は、東北地域におけるデジタル変革の先進的な取り組みを示している。