平成31年度戦略的基盤技術高度化支援事業(中小企業・小規模事業者向け研究開発支援事業における審査スキームの高度化・効率化に関する調査)調査報告書

掲載日: 2020年8月5日
委託元: 経済産業省
担当課室: 中小企業庁経営支援部技術・経営革新課
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平成31年度戦略的基盤技術高度化支援事業(中小企業・小規模事業者向け研究開発支援事業における審査スキームの高度化・効率化に関する調査)調査報告書のサムネイル

報告書概要

この報告は、中小企業庁が実施する戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン事業)における審査スキームの高度化・効率化に関する調査について書かれた報告書である。平成31年度事業として、現行の採択審査システムの課題を明らかにし、業務の効率化・高度化を図るための調査・検証を行った。

事業は2つの主要ブロックで構成されており、第一のブロックでは平成31年度サポイン事業に係る採択事務の実施として、評価システムの整備、外部評価委員の委嘱、申請書の整備・割り振り、評価依頼・回収、データ集計・確認等12の作業を実施した。評価システムには約350件の申請書と約450名の外部評価委員が参加し、適切なセキュリティ対策と暗号化通信を実装した。

第二のブロックでは、現行審査スキームの課題・論点整理として、仮説的論点の設定、外部評価委員へのアンケート調査、有識者等へのヒアリング調査を実施した。また、新たな審査スキームの実現に向けた今後の方向性として、審査スキームの改善方向と対応策の検討、評価者評価システムの組み込み方法について検討を行った。調査の結果、300を超える申請書の処理における事務負担の軽減、非連続型イノベーションの芽となるプロジェクトの潜在性を見出すための新たな審査スキーム検討の必要性が明らかとなった。最終的に、参考資料として電子化フォーム案を含む包括的な改善提案をまとめた。