令和元年度地域中核企業ローカルイノベーション促進事業(令和元年度データに基づく地域未来牽引企業調査事業)最終報告書

掲載日: 2020年8月12日
委託元: 経済産業省
担当課室: 地域経済産業グループ地域未来投資促進室
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報告書概要

この報告書は、令和元年度地域中核企業ローカルイノベーション促進事業における地域未来牽引企業の選定と評価について書かれた報告書である。

地域経済の好循環を実現するため、地域の中核企業を抽出し支援策を集中投入することを目的として、ビッグデータを活用した定量的評価手法により地域未来牽引企業を選定している。評価基準として6つの指標を設定しており、地域経済の取引の結節点機能を測るコネクター度とハブ度、高い付加価値創出を示す利益貢献度と雇用貢献度、成長性を表す利益成長性と雇用成長性から構成される。

コネクター度は各都道府県の域外販売額に占めるシェア、ハブ度は域内仕入額に占めるシェアで算出され、それぞれ15%の評価ウェイトが設定されている。利益貢献度と雇用貢献度は過去3年間の営業利益と従業員数の平均値で評価し、各15%のウェイトである。利益成長性と雇用成長性は過去3年間の成長率の幾何平均で算出され、各20%と最も高いウェイトが配分されている。

選定方法では、帝国データバンクの企業データベースから対象企業母集団を抽出し、6指標について順位を偏差値換算によりスコア化して総合評価を行う。一定基準値未満の企業を除外した上で、各都道府県において上位企業を候補として選出している。フォローアップ調査では、選定企業の特徴として売上高80~100億円、従業員数190人程度、総資産額90億円が典型的規模であることが示されている。