令和元年度内外一体の経済成長戦略構築にかかる国際経済調査事業(新たな分野におけるロボット活用のモデルケース創出に係る調査研究)ロボット実装モデル構築推進タスクフォース活動成果報告書(詳細版)

掲載日: 2020年9月14日
委託元: 経済産業省
担当課室: 製造産業局産業機械課ロボット政策室
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報告書概要

この報告書は、人手不足を背景とした省人化ニーズの高まりを背景に、特にサービス業界におけるロボット導入促進のための標準的な実装モデル構築に関して書かれた報告書である。食品や小売業において従来のロボット導入は費用対効果が低く限定的であったが、これは多様な業務対応が求められ、ユーザーごとに個別にロボット開発・カスタマイズが行われているためであると分析している。本報告書では、「協調領域」として企業横断で足並みを揃えることにより、ロボットフレンドリーな利用環境整備を通じてこうした課題を解決することを目指している。具体的には、施設管理、小売、飲食、食品の4分野を対象として、標準化された環境・業務オペレーションやロボットと周辺領域とのインターフェイスを定義し、業務サービスレベルの見直しによるロボットフレンドリーなオペレーション条件の構築、ロボットとの人の最適な役割分担を踏まえた業務オペレーションの変革・最適化、ロボット導入に適した利用環境整備を通じて実現性のあるロボット実装モデルの構築を行っている。さらに、2021年度から2023年度にかけての実証実験から実装、他業種・海外展開に向けたロードマップを策定し、各分野における横展開の取組と優先検討すべき環境整備施策の詳細を示している。