平成31年度燃料安定供給対策に関する調査事業(石油ガス価格調査)調査報告書

掲載日: 2020年10月13日
委託元: 経済産業省
担当課室: 資源エネルギー庁資源・燃料部石油流通課
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報告書概要

この報告は、液化石油ガス(LPガス)の価格動向について書かれた報告書である。平成31年4月末現在の全国平均販売価格は、家庭用5㎥が4,850円、10㎥が7,771円、20㎥が13,285円、50㎥が28,346円であり、前回調査と比較してすべての容量で値下がりとなった。家庭用10㎥の対前年同月比は101.1%で85円の値上がりとなっている。卸売価格は前回調査時の120.5円/kgから4.3円/kg上昇し、124.8円/kgとなった。LPガスの輸入価格については、平成31年4月末における原油の輸入価格は48,078円/kℓで前回調査より5,192円上昇し、LPGは57,499円/tで6,349円上昇した。一方で小売価格は前回調査より21円の値下がりを示している。報告書では平成19年2月から現在までのLPガス輸入価格、卸価格、小売価格および原油輸入価格の推移をグラフで示し、各経済産業局管内における地域別の価格動向を詳細に記載している。北海道から沖縄まで全国の各地域における価格差や前回調査との増減が表形式で整理されており、地域により価格水準に差があることが明らかになっている。また、小売店へのLPガス卸売価格の分布状況も示されており、価格帯別の構成比も記載されている。さらに、サウジアラムコ社が設定する令和2年3月のLPG輸出価格についても言及され、プロパンが430ドル/トン、ブタンが480ドル/トンとなっている。