令和元年度予備費遠隔健康相談事業報告書
報告書概要
この報告は、令和元年度予備費遠隔健康相談事業について書かれた報告書である。MedPeer Inc.およびMediplat Inc.が実施したオンライン医療相談サービス「first call」の3月11日から3月30日までの20日間の運営実績をまとめている。事業期間中の相談件数は4,657件、相談回数は8,307回に達し、新規申し込み事業所数は110社を記録した。医師回答件数は8,865件、回答回数は12,510回となり、登録医師数340名のうち実際に回答した医師は90名であった。相談者からの評価投稿数は861件で、期間中の相談の18.5%に相談者が評価を投稿している。広報活動として経済産業省発表後のプレスリリース掲出、朝日新聞および日本経済新聞への一面広告掲載、リスティング広告運用強化、法人向けDM広告配信、健保向けDMなど多角的な告知活動を展開した。相談内容の分析では、内科30%、その他17%、精神科10%、整形外科8%の順で相談が多く、コロナウイルス関連の相談は全体の12.6%を占めている。東京都で感染者数が40名を超えた3月25日以降、コロナ関連相談は増加傾向を示した。医師体制については登録医師数に対して実際の回答医師数に十分な余裕があり、相談回数が数倍に増加しても対応可能な体制が整備されていることが確認された。
