令和元年度 平常時及び緊急時における石油需給動向等調査費事業(石油統計調査のシステム的な観点による集計、出力方法等の運用方法改善に関する調査)(国庫債務負担に係るもの)(令和3年度歳出化分) 調査報告書 兼 実証報告書

掲載日: 2022年12月8日
委託元: 経済産業省
担当課室: 資源エネルギー庁資源・燃料部政策課
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令和元年度 平常時及び緊急時における石油需給動向等調査費事業(石油統計調査のシステム的な観点による集計、出力方法等の運用方法改善に関する調査)(国庫債務負担に係るもの)(令和3年度歳出化分) 調査報告書 兼 実証報告書のサムネイル

報告書概要

この報告は、資源エネルギー庁が実施した石油統計調査システムの改善に関する実証事業について書かれた報告書である。平成14年から運用されている石油製品需給動態統計調査をはじめとする4つの統計調査において、総務省からの効率化要請や行政手続きコスト削減要請、さらに平成31年に発覚した基幹統計の不適切処理問題を受けて、より適切で効率的な統計業務の実現が求められている状況にある。本事業では、平成30年度および31年度に実施された石油統計見直し調査と機能強化調査の成果を実装し、実証システムの安定稼働を通じて改善提案を行うことを目的としている。現行システムの課題として、プログラム改修の困難性、多角的分析の制約、データベース管理の複雑化が挙げられており、これらを解決するためETLツール、BIツール、マスタ管理ツールを活用した統一システムの構築を目指している。実証システムは4つの仮想サーバ構成で運用され、調査票取込エラーチェック機能強化、疑義照会値チェック機能強化、データ登録仕様改善、オンライン入力ジョブ改修、公開帳票集計項目変更の5つの改善活動を実施した。これらの取り組みにより当初の課題解決が証明され、次年度においては公開帳票出力機能の実証システム適用を通じてより効率的な運用の実現を図る計画である。