令和5年度経済産業政策関係調査事業(行政事業レビューシート類型化に関する調査)調査報告書

掲載日: 2024年7月30日
委託元: 経済産業省
担当課室: 大臣官房業務改革課
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報告書概要

この報告は、経済産業省における行政事業レビューシート類型化に関する調査について書かれた報告書である。政府では令和4年12月の総理指示を踏まえ、全ての予算事業を対象とする行政事業レビューの実施を通じて政府の活動にEBPMを導入し、予算編成過程で活用することとされた。これにより、データ等に基づく効果的・効率的議論を促し、政策の目的・効果をしっかりと説明するとともに、より効果的なものとなるよう自ら見直し、ブラッシュアップしていくことが目的とされている。行政事業レビューシートの様式が変更され、令和6年度概算要求より全ての省庁において利活用されている。

経済産業省においても約500に上る予算要求事業について変更後の様式でレビューシートを作成し、省内の行政事業レビュー推進チームによるレビューを経て9月7日に公開された。しかし、その作成過程において、レビューシート毎の品質のばらつき、政策効果の発現経路を辿るものになっていない、事業の効果を的確に測定できるような指標となっていない、アウトプットとアウトカムとを混同している、などの課題点が指摘されている。

このような状況を踏まえ、本事業では行政事業のアクティビティに基づくパターン化、現状のアウトプット-アウトカムの抽出・分析、上記パターン毎のアウトプット・アウトカムの適切な設定例の提示・汎用的な選択肢化、成果実績をモニタリングするための統計・データ名及びその入手先・方法の例示という対応を通して上記諸課題の解消を目指すための資料を作成した。作業対象は経済産業省において作成される令和6年度概算要求における一般会計分、エネルギー対策特別会計分、特許特別会計分及び復興特別会計分の486事業並びに令和5年度公表の基金シート分61事業の全547事業である。