令和5年度補正グローバルサウス未来志向型共創等事業(高度外国人材受入れ拡大に向けた各国大学と現地雇用の実態等に係る調査)グローバルハウス大学ガイドブック

掲載日: 2025年3月12日
委託元: 経済産業省
担当課室: 通商政策局貿易振興課技術・人材協力室
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令和5年度補正グローバルサウス未来志向型共創等事業(高度外国人材受入れ拡大に向けた各国大学と現地雇用の実態等に係る調査)グローバルハウス大学ガイドブックのサムネイル

報告書概要

この報告は、グローバルサウス諸国の大学と高度外国人材受入れに関する調査について書かれた報告書である。経済産業省委託事業として令和5年度補正予算により実施された「グローバルサウス未来志向型共創等事業」の一環で、高度外国人材受入れ拡大に向けた各国大学と現地雇用の実態等を調査したものである。

本ガイドブックは20カ国の大学情報を網羅的に収録している。対象地域は南アジア地域(インド、バングラデシュ、パキスタン、スリランカ、ネパール)、中央アジア地域(ウズベキスタン、カザフスタン)、中東・アフリカ地域(トルコ、エジプト、ケニア、ナイジェリア、南アフリカ、モロッコ、チュニジア)、中南米地域(アルゼンチン、コロンビア、チリ、ブラジル、ペルー、メキシコ)に分類される。

各国の基礎データとして、総人口と生産年齢人口の現状と2030年予測を示している。アフリカ諸国で特に高い人口増加率が予想され、パキスタンでは2030年までに16.3%の生産年齢人口増加が見込まれている。平均月額賃金については全産業、製造業、STEM職の三分野で比較分析している。高等教育総就学率では中南米地域が高く、南アジア地域が相対的に低い傾向を示している。

日本における在留状況では、各国出身者の留学、技術・人文知識・国際業務、高度専門職の在留資格別人数を示している。ネパール出身者が88,519人と最多で、次いでスリランカ出身者が22,647人となっている。各大学のページでは世界大学ランキングを含む詳細情報を提供している。