令和5年度補正グローバルサウス未来志向型共創等事業(高度外国人材受入れ拡大に向けた各国大学と現地雇用の実態等に係る調査)報告書

掲載日: 2025年3月12日
委託元: 経済産業省
担当課室: 通商政策局貿易振興課技術・人材協力室
元の掲載ページ: 掲載元を見る
令和5年度補正グローバルサウス未来志向型共創等事業(高度外国人材受入れ拡大に向けた各国大学と現地雇用の実態等に係る調査)報告書のサムネイル

報告書概要

この報告は、グローバルサウス諸国の高度外国人材受入れ拡大に向けた各国大学と現地雇用の実態等に係る調査について書かれた報告書である。本事業では、日本企業による人材採用において遅れを取らないよう、アジア、中南米、アフリカ等のグローバルサウス20か国、100大学を対象として、輩出される卒業生の人材層や就職状況等を文献調査により整理した。また15か国15大学についてヒアリング調査を実施し、日本企業への就職促進に向けた取組可能性や課題を把握した。調査結果を踏まえ、日本政府や業界団体のイニシアチブによる取組、協定締結、インターンシップの活用、ビザ取得等の手続き面での丁寧な説明等が重要であるとの提言をまとめた。さらに、世界的な人材獲得競争の激化を受け、メキシコ現地における日系企業及び外資企業、教育機関等への現地調査を実施した。メキシコの自動車産業では、年間離職率が34.8%と高く、特にライン人員不足が深刻である。対応策として、チームリーダーの能力強化、組織的なフォロー体制の構築、メキシコ人役員の登用、日本の生産方式や企業文化への理解促進等が必要であることを明らかにした。