令和5年度無人自動運転等の先進 MaaS 実装加速化推進事業(四国地域における新たなモビリティサービス産業創出及び周辺関連産業との連携可能性調査及びスマートモビリティチャレンジ地域シンポジウム四国開催事業)報告書

掲載日: 2025年3月18日
委託元: 経済産業省
担当課室: 四国経済産業局地域経済部新事業推進課
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令和5年度無人自動運転等の先進 MaaS 実装加速化推進事業(四国地域における新たなモビリティサービス産業創出及び周辺関連産業との連携可能性調査及びスマートモビリティチャレンジ地域シンポジウム四国開催事業)報告書のサムネイル

報告書概要

この報告は、令和5年度無人自動運転等の先進MaaS実装加速化推進事業における四国地域での新たなモビリティサービスの実証調査について書かれた報告書である。新型コロナウイルス収束後の観光需要再燃と2025年大阪・関西万博開催を背景として、香川県東讃地域において個人周遊型の新しい観光コンテンツに対応した公共交通のあり方を検討することを目的としている。主な取組として、地域一体型オープンファクトリーイベント「CRASSO/2023」をフィールドとした実証調査を実施した。具体的には、デマンド型交通サービス「CRASSO号」を運行し、オープンファクトリー参加企業や観光拠点、交通拠点などを乗降地点とする自由経路型の移動サービスを提供した。運行期間は令和5年11月21日から25日までの5日間で、6台のジャンボタクシーを使用して地域交通事業者と連携して実施された。また、ノマドワーカーなど新たな交流人口を対象とした交通環境ニーズ調査も並行して行われた。利用実績としては延べ138人の利用があり、利用者アンケートでは高い満足度が得られた。さらに、地域住民向けの地域公共交通実態把握のため、自治体や交通事業者へのヒアリング調査を実施し、観光交通と生活交通の調和を図る持続可能なモビリティサービスの可能性について検証した。最終的に「スマートモビリティチャレンジ地域シンポジウムin四国」を開催し、関係機関の連携促進と地域での社会実装に向けた情報共有を図った。