令和5年度新エネルギー等導入促進広報等事業(地域での洋上風力発電に関する案件形成の促進に向けた調査事業)報告書

掲載日: 2025年3月28日
委託元: 経済産業省
担当課室: 資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部新エネルギー課風力政策室
委託事業者: 日本工営株式会社
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報告書概要

この報告は、北海道における洋上風力発電の案件形成促進について書かれた報告書である。令和5年度新エネルギー等導入促進広報等事業の一環として実施され、地域での洋上風力発電に関する案件形成の促進に向けた調査が行われた。報告書では、道内の共同漁業権内において浮体式洋上風力発電の導入可能性について検討が行われ、道庁が保有する情報等を基に海域周辺における漁業実態及び利害関係者となり得る漁業団体の整理が実施された。浮体式洋上風力発電の特性を踏まえた漁業との調整・協調に向けた議論の論点について整理されるとともに、その論点に関する参考事例や関連情報の収集が行われた。特に「一定の準備段階に進んでいる区域」である島牧沖を対象漁場とする島牧漁業協同組合に対してヒアリングが実施され、浮体式の案件形成に向けた課題が整理された。ヒアリングでは洋上風力発電に係る漁業者の現状、漁業との調整・協調に向けた確認事項、その他の関連事項について調査が行われた。また、バージ型、TLP型、セミサブ型、スパー型といった主要な洋上風力発電設備の型式とその特徴について分析され、各型式の設置要件が40メートル以深から100メートル以深まで幅広く検討された。