平成30年度省エネルギー政策立案のための調査事業(国際エネルギースタープログラム実施事業)報告書
報告書概要
この報告書は、平成30年度に実施された国際エネルギースタープログラムの運用及び省エネルギー政策立案のための調査事業について書かれた報告書である。
国際エネルギースタープログラム(エネスタ)は、コンピュータ、ディスプレイ、プリンター、ファクシミリ、複写機、スキャナ、複合機、デジタル印刷機、コンピュータサーバの9機器を対象とした国際的な省エネルギーラベル制度である。本年度は新規登録製品総数387件(前年比36.0%)を処理し、そのうち複合機が154件で最多となった。また、コンピュータサーバの登録は0件であった。
事業運営では、製造事業者等からの申請書・届出書の確認及び登録手続き、製品情報データベースの整理・管理を実施した。さらに、11月15日にフクラシア浜松町で国際エネルギースタープログラム説明会を開催し、37名が参加した。エネスタウェブサイトの年間アクセス件数は32,958件で安定した利用状況を示した。
システム改修では、コンピュータ新基準(V7.0)及び製品届出書様式の改正が2018年11月12日に公布され、2019年2月1日に施行された。これに伴い、国際エネルギースタープログラムパンフレットも更新された。海外動向調査として、我が国の強みを有するモータ及びエアコンについて欧州・米国市場の省エネルギー機器普及制度を調査した。
情報セキュリティ対策では、脆弱性対策、不正プログラム対策、アクセス制御対策等を徹底し、従事者への情報セキュリティ教育も実施した。また、継続的な運用を可能とするため、エネスタサイト及びシステム構築に係る引継書を作成し、次年度以降のスムーズな事業継続体制を整備した。
