平成30年度健康寿命延伸産業創出推進事業(健康経営普及推進等事業)調査報告書

掲載日: 2020年5月28日
委託元: 経済産業省
担当課室: 商務・サービスグループヘルスケア産業課
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報告書概要

この報告は、平成30年度健康寿命延伸産業創出推進事業における健康経営普及推進等事業について書かれた報告書である。本事業は健康経営・健康投資の普及推進を総合的にサポートし、健康経営を我が国の企業文化として定着させることを目的として実施された。主要な実施項目として、健康経営度調査の設計・実施があり、国内全上場企業3,740社を対象に調査を実施し、1,800社から有効回答を得た。健康経営優良法人認定制度では、大規模法人部門541法人、中小規模法人部門2,503法人が認定され、中小規模法人部門では前年度比約3倍の大幅な増加となった。健康経営銘柄及び健康経営優良法人に対する現地調査では、15法人を対象に具体的な取組内容や効果を聴取し、事例集を作成した。健康経営の実践による企業価値等の向上に関する調査では、健康経営度調査データを活用して企業業績との相関関係を分析し、健康経営が売上高営業利益率の向上や株価リターンの改善に寄与することを確認した。女性特有の健康課題については、健康経営度調査項目への組み込みを検討し、取組事例集を作成した。ソーシャル・インパクト・ボンド導入に向けては、大牟田市と美馬市で個別自治体の案件組成支援を実施し、ヘルスケアサービス分野における社会的インパクト評価のロジックモデルを構築した。さらに、ヘルスケア産業関連団体の設立に向けた検討では、産業界のニーズ調査を行い、多様な産業の交流の場の必要性を確認した。